孔明先生と私を引き合わせてくれた「李法曾さん」逝去

諸葛孔明先生に
人生と命を救われ
生きる希望と情熱を
授かった玄子(げんし)です。

13歳の時に
クラスメートと担任教師から
イジメを受けていた私は

死にたかった。

そんな時に出会った
三国志の英雄たち。

現実を離れ
三国志の世界に
生きるようになりました。

が!そんなある日
中国から上陸した実写版のドラマ

諸葛孔明を見て
私は感動するよりも
怒りにも似たイライラを強く感じました。

なぜなら、どんなに好きでも
中国語が一言もわからなかったから。

情熱だけで何とかなると
思い込んでいた13歳の私は
とってもショックで自分に失望。

さらに

「今死んでも、孔明先生と
話ができない!」

「今死んでも孔明先生が
会ってくれるような生き方していない」

最終的な逃げ場だと思っていた
場所さえも
今の私にとってはいけそうになかった。

だからこそ、私は決めた。

中国語を
話せるようになること

孔明先生が
会ってくれる人間になること

全てはあの世で孔明先生に会うため。
そのために生きようと決めた。

高校卒業後、単身成都へ留学。
6年の留学生活で得た
宝物は大きすぎて
生きた甲斐がある人生だと
生まれてきて良かったと思えた。

今でも辛くなることはあるが
それでも
13歳の自分との約束があるから
頑張って生きている。

そんな風に今日までの
私の人生を変えるべく
私と孔明先生を引き合わせてくれた

ドラマ「諸葛孔明」で
孔明先生を熱演された

李法曾さん。

2003年12月6日・逝去。
享年82歳。

李法曾さんの
他の作品は見ていないし
ファンとはいえないけど

孔明先生を熱演されたのが
李法曾さんだったからこそ
今日の私があるので

心から感謝と哀悼の意を
伝えたく思い記事にしました。

今の私は
日本語はもちろん
中国語の字幕なしでも
この作品を号泣しながら
見られるようになりました。

心を大事にする孔明先生の
人柄が言葉や動作の
一つ一つから優しさとして
溢れ出ている

李法曾さんの孔明先生。

 

哀悼の意を込めて
最終話だけ見ましたが

今だからこそ
当時は分からなかった
感じられなかった
気づけなかった

孔明先生の魅力を
感じられて

ますます孔明先生への尊敬愛が
深まりました。

自分への苛立ちや失望を感じることなく
純粋に、感動しました。

李法曾さん、
本当にありがとうございました!

玄子