三国志英雄がボランティア活動をしたら?

玄子(げんし)です。

今年もあと2ヶ月ちょい。
あんなにも先のことだと思っていたオリンピックも
ボランティアを募集したりと本格的に動き始めました。

私自身、ボランティアやろうかなって迷っていたのですが
研修やボランティア活動に関わる全ての経費は自腹ってことで
「無理!」募集要項を読んで諦めましたが

「こんな条件でやってられない!」って人も沢山いたであろう中
蓋を開けてみたら結果はこんなんでした!

目次

東京五輪ボランティアの事前登録者が募集人員を越えた!

やりがい搾取とか、ブラック企業以上にブラックとか
無償なのが問題だ!!!と言われていたボランティアですが
12月の締め切りを待たずに人員を越えるって凄いですよね。

東京オリンピックのイラスト文字「TOKYO OLYMPIC 2020」

 

無償でも、酷暑でも構わない!
ボランティアをしてオリンピックを成功させたい、参加したいって
熱く思える人たちがそんなに沢山いたことに正直驚きました。

で。面白いなって感じたのは、
無償で働かせ、研修費や宿泊費などの必要経費さえ自腹ってことに
批判的な風潮が多く、それが世間の声なのかと思いきや
実際には、本当にやりたい人にとって、そういうのって乗り越えられるし
気にならない、頑張れることだったんだって現実。

 

決め手は情熱

交通費や宿泊費を自腹出払って
酷暑の中長時間拘束されて、しかも無償、、、

やりたいなと思っても、やってられないわ!って思ったら出来ないけど
本当にやりたい人にとっては、そんなの問題じゃないんですよね。

実際に応募した人と、募集要項を読んでやめた人。

何が違うかと言えば、情熱。

一生に一度、あるかないかの自国での開催。
地球上から選ばれし人たちが集まるスポーツの祭典。
いつ参加するの?今でしょ!ですよね(*^O^*)

世間ではやりがい搾取とか、怒りの声が満ちていても
本当にやりたい人にとって、そういう情報って必要ないんですよね。

「で?」だけで乗り越えられるから。
で?だから何?それでも私はやります!って気付けばもう行動しているのです。
日本って思ったよりも、熱い人が多いんだなぁって感じました!

でも、批判的な意見が影響してしまう人は
逃げ道を見つけたかのように、批判的な意見をやらない理由にするから、長いんです(^^ゞ

私もこうして長々と書いてるし(笑´∀`)
やらない理由を挙げてくれた世間の声に同調して自分を納得させるパターン。

三国志英雄がボランティアをしたら?

ちなみにボランティア活動は中国語で志願活動。
なんか、すっごい解りやすい(*^O^*)ですが

三国志の英雄はボランティア活動をするのでしょうか?
したのでしょうか?

といえば、三国演義の始まりそのものがボランティア募集でした。
カタカナで書くと軽くなっちゃいますが、

玄德殿が、関羽殿、張飛殿と義兄弟となり旗揚げをした桃園の誓い。

もともと、黄巾軍と戦う義勇軍を募集していたのが切っ掛けで
「天下万民を救って漢王室復興!」を志し
生まれた日は違えども、死ぬ時はともに!って誓ったのです。

ここでいう、義勇軍募集が今でいう、ボランティア募集みたいなもの。

兵糧も馬具も武器も全部自腹でよろしくね〜という他力本願型の募集でした。
とはいえ、朝廷内で皇帝公認の元、無駄に官位を売り買いしたんだから、
そのお金を義勇軍に援助しろや!って思うので当時もきっと
「気持ちはあっても、金も暇もね〜だよ」
「そのうち、誰かが何かするんじゃね?」
「黄巾の奴らが来たら、適当に頭に黄色い頭巾巻いてたら安心って噂」
「それより晩飯の方が気になる」と思った人の方が多かったはず。

そんな時に

「あの玄德さんが旗揚げするってさ!」って話になるのですが
肝心の馬とか武器とかど〜すんの?って思っていたら
「出世払いでOKです。あ、利子はきちんとつけておくんで♪」
張世平さんが、ど〜んっと援助してくれたのです。

桃園三兄弟がボランティア活動で得たもの

今回の三国志の学びは、
張世平さんみたいな人、近くにいないから私には無理ぃ〜、ではなく!

「機」の捉え方。

玄德殿たち、桃園三兄弟は今で言うボランティア活動に参加したことで
天下に駆け出す手掛かりとしたのです。

 

もともと、孝行息子で人を惹きつける人徳を備えていた玄德殿だからこそ
張世平さんも「この方なら!」と賭けにでたのであって
行き当たりばったりではありませんでした。

なので、いつ転機が訪れてもいいように
日頃から自分自身の言動には責任を持って生きたいですね!

もしかしたらある日突然、現代の張世平さんがやって来るかも!よ?

 

孔明先生の文霊(あやだま)

最後に「機」に関する孔明先生の文霊をお届けします。

 

勝敗を分ける三つの機

1つは物事の変化から機を見出す事機

2つは形勢の動きから機を見出す勢機

3つは心情から機を見出す情機

この機をよく把握し、味方につけることが最大の鍵となる

 

原点*諸葛孔明先生著『心書』
心譯*玄子

拙著『心譯心書』から抜粋していますがもう少し掘り下げると
『機』はここだ!!って勝負を仕掛けるところ。

玄德殿たちでいったら、
官軍だけではどうにも出来ず、
黄巾軍を制圧する義勇軍募集をしている朝廷の変化が事機、勢機であり
義勇軍を必要としている人々の心情が情機となって後押ししてくれました。

玄德殿達はまさに、この『機』を上手く捉えて活かしたのです。

この時を逃していたら、三国は鼎立せず、
孔明先生は歴史の表舞台に出てこなかったかもと思うと
機を捉えて行動するって人生の勝敗を決めるようなものかも知れません!

チャンスをどう捉えるか?

今だ!!!ここだ!!!って思った時に行動しないと
二度と回ってこないチャンスがあったら
周りの意見を参考にしながらも
自分の納得できる選択をしてくださいね。

因みに私は、ボランティアに登録しなかったことを後悔はしていなくて
心のどこかでホッとしています。

だからきっと、そういう情報を無意識のうちに集めていたのかも。

そこまでして、やりたくないな〜
そんなお金があったら、、、中国で三国志跡巡りする!!
これが私の隠れていた本音。

 

なので、やる、やらないどちらにしても
自分の納得のいく、本音を大事にしてくださいね!

五輪ボランティアの方、頑張ってくださいね!

今日もお付き合いいただきありがとうございました〜!