師せる孔明先生、生ける屍(わたし)を甦らす(32)〜出師表の心志盡(しんじつ)〜

玄子(げんし)です。

孔明先生との時空を超えた奇縁を描いたエッセイ

【全22話】師せる孔明先生、生ける屍(わたし)を甦らす

出会ってから留学するまで↑

23話以降は こちら よりご覧下さい。

目次

出師表を読んで泣かない者は忠臣に非ず

・・・とは言われるものの

●孔明先生が好き!!

●三國志関連のドラマや小説で泣いたことがある!

●世が世なら忠臣です!!!

って声を大にして言えるのに

出師表を読んでも泣けなかった。゜(゜´Д`゜)゜。

●読書百遍義自ずから見(あらわ)るっていうけど

出師表を何度読んでも泣くことが出来ない!

●文章(原文或いは書き下し文)を暗唱出来るけど

ただそれだけ!!!泣けない!!!

そんな経験、ありませんか?

今回は、出師表を読んでも泣けない自分に泣けるって経験ある!!!
って共感される方のみこの後も読み進めてください♪

出師表を読んでも泣けないのは
読み取れない人が孔明先生に対して不忠なのではなく

これまでの出師表の訳文が
孔明先生の心と志が尽くされた文霊に
魅せられなかったから、なのです

尊敬愛する人生の師・諸葛孔明先生の文霊(あやだま)を想作することで

孔明先生の人柄や人間力を見出している私自身も、実は・・・

以前までは出師表を読んでも泣けない「不忠の輩」に属していました。

が!出師表の文霊を紐解いていくうちに

いままで泣けなかったのは
「これ」が出来ていなかったからだと
出師表を読む上で欠けていたもの

出師表を読むにあたり
何よりも大事な大前提が明確になりました。

忠義心の塊なのに不忠の輩になった原因

それは―

出師表を読む上で大切なのは

出師表を書くまでの

孔明先生の人生と想いを受け止めること!!

この大前提が欠けていたのです。

これまでの出師表の意訳は

出師表そのものだけに焦点が当てられることが多く
出師表を書くに至るまでの
孔明先生の人生と想いは行間に消えていました

言い換えれば、出師表を読んで泣けた人は、
孔明先生の人生や想いも汲み取れていたから!
ってことです。

孔明先生の文霊想作活動をしていくうちに
当然すぎて見落とされていた一大事に気付いた
私は出師表の行間に籠められた
孔明先生の想いを文霊として甦らせました

その結果・・・
これまでの出師表の訳文では表現しきれなかった

孔明先生の心と志が尽くされた
出師表への想いが1800年の時空と国境を越えて
一冊の本(かたち)にすることが叶いました!!

その名も

出師表の心志盡(しんじつ)

出師表の心志盡は孔明先生の書いた原文を

23章に分け1章ごとに意訳と解釈を添えました。

孔明先生の尽きない心と志は出師表だけで一冊の本になりましたが

ここまで熱く厚くなった拙著は

★三国志に浪漫を感じる!

★玄徳公の素晴らしさを当事者として

魅了された孔明先生の見解を知りたい!

★孔明先生を尊敬愛しています!!

って方にご覧頂きたいと思い

歴史的虚実云々を探るためではなく

玄徳公と孔明先生の魅力を感じたい方に向けて一筆入魂。

そして、出来上がったばかりの

出師表の心志盡は

成都にある昭烈陵、
劉玄徳公に謁見し

その後、第一次北伐ルートを辿って

祁山、甘谷(姜維殿の故郷)を経て

漢中へ行き―

孔明先生に拙著出師の許可を頂きました!!!

玄徳公、孔明先生にご覧頂いたほどの書。
中途半端な想いの作品では
態々、中国大陸まで行きません!

こうして、個人出版した出師表の心志盡。

出版社を介さない個人出版ですが
こちらも思いのほか、多くの方にご購入いただきました!

安心して感動してください!

一人でも多くの人に読んで欲しい、、、
わけではなく!!!
孔明先生に敬意と好意を抱いている人が
議論や揚げ足取りに心痛めることなく
安心して感動して欲しい!

そんな想いで
孔明先生を尊敬愛する私淑弟子による
孔明先生を尊敬愛する人のための
孔明學園を立ち上げることにしました!

そんなこんなで
今日までお付き合いいただいた
私、玄子(げんし)の内訳。

次回、完結です!

今日が完結じゃないんかい!って話ですが^^;

終わりよければすべてよし!
せっかくなので最後までお付き合いくだされ〜。