私だけの三国志の日
愛と情熱を武器に三国志な人生を生きている三国志作家の玄子(げんし)です。
今日は4月30日。私事ですが私の誕生日です。
つまり私にとって
目次
今日は三国志の日
私は自分の誕生日を「三国志の日」としています。
なので別に史書「三国志」が日本へ渡来した日、とかではありませんので予めご了承ください。
何で三国志の日なのかと言えば、三国志に命を救われたから。
命と人生を救ってくれた大好きな三国志の英雄たちのおかげで誕生日を毎年迎えられることへの感謝を込めて三国志の日。
私は十三歳、中学一年のこの時期に山形市で三国志と再会を果たしました。
入学早々、いじめのターゲットにされた私にとって、秋田の祖父母の家から高校に通っていた兄の帰省は待ち遠しいものでした。
(東北を知らない方へ:秋田県と山形県はそれぞれ面積が広いので毎日列車で簡単に通学できる距離ではござらんのです)
中学に入って、いきなり最悪のスタートを切らされた私。
そんな私の目の前に、突如目に飛び込んできたのが、兄が列車の中で途中まで読んでいた本ー
「三国志」でした。
三国志の衝撃
私は歴史や文学といった堅苦しい本は読む気さえしません。
テレビ番組も大河ドラマはよっぽどのことがない限り見ません。
そんな私が一生に一度の大きな好奇心に駆り立てられました。
「三国志?」
たった三文字の漢字だけで書かれたシンプルなタイトルが良かったのかもしれません。
誘惑か、運命の糸か!?
なんか知らないけど、手繰り寄せられました。ひょろひょろと。
で。兄の許可を得ることなく勝手に読んだら!!!!
何ということでしょう!!!
ぶっ飛んだ!!!!!
何もかも、ぶっ飛びました。
さらに!何もかもぶっ飛んだ私の目の前では三国志の世界が広がっているではござらんか!!!
想像力とかデジャブでもない。
それまで中国に微塵の興味さえなかった私の目の前で、その状況が砂埃に至るまで臨場感丸ごと映し出されていました。
というよりも・・・
三国志の世界に私がタイムスリップした、という方が早いかもしれません。
後にも先にも、この時だけでしたが、、、それもそのはず
私はこの日から三国志の世界に行ったきり、還らぬ人となったのです( ̄∀ ̄)
三国志英雄に救われた命と人生
三国志と再会してからも毎日、生き地獄のようなクラスメートと担任教師によるイジメの日々は続きました。
いろんなこと、やればやるほど悪い方にしか行かない。
何をやっても批判されたり、嫌がらせを受ける材料にされたり、、、
生きていること、存在自体が死罪に値すると言われると十三歳とか年齢に関係なく傷つきます。
気のせいだ、まだ中学生だ、未成年だからって甘さで攻撃する方は責められることなく
虐められる方も責任がある、悪いところがあると批判される始末。
誰も責任の所在を明らかにしたいわけではなく
ただただ、平穏に普通に生きたいだけなのに。
尻拭い的なことをさせられても、そんなのは当たり前、とか元を正せば私の存在がいけないとか
誰も助けてくれず、仲間もいない、孤軍奮闘の日々。
だったけど!そんな私を理解し、支えてくれたのが外でもない三国志の英雄たちでした。
どこがどんなふうに、どうやって救われたのか?は筆舌尽くし難いので、ここでは割愛しますが、、、。
中国が舞台の1800年前の三国志の英雄たちの存在は大きかった!
日本という小さな国の、そのまた小さな学校の、小さな教室での日々だけが人生の終わりまで続くわけではない。
私さえ終わらせなければ、私の人生はここでは終わらないのだと教えてくれました。
今の辛い時期が半永久的に続くわけではない。
だから、もう少し頑張って生きよう!
三国志の国へ行くまでは死ぬわけには行かない!
そんな決意から私は生きる道を選んだのでした。
人としての心
三国志の英雄たちに私が学んだのは人としての心でした。
気が狂ってしまいそうなほど、先が見えない乱世の中で相手の命や気持ちを思いやれる、人としての心。
心ない言動は、凶器になってしまいます。
言った方は悪気はなくても、言われた人の心の傷は永遠に残ります。
自分の言葉が心あるものなのかどうかを知るには、
自分が言おうとしている言葉を、自分が言われたらどう思うか?
言われた相手はどう感じるか?発言する前に熟慮しましょう!
言いたいから言う、他の人も言っているから言うって軽はずみな言動ほど、相手を重く深く傷つけてしまいます。
今の非常時を乗り越えて生活が平常に戻ったとき、暴言や心ない言葉を浴びせたことを悔いても後の祭り。
「あの時は非常時だったから仕方がないよね」
なんて誰も思ってくれません。そしてみんな、覚えています。
心ない暴言を平気で吐く非道い人なんだねって認識されてしまったら、、、
さぁ、この後の人生はどうなるでしょうか?
そこから先はそれぞれの想像力で容易に理解できることです。
第一線で頑張ってくれている方々への感謝を忘れず、思いやれる人間力を今のうちに養ってくださいね!
三国志の日の大切なご縁をありがとうございました。
玄子(げんし)