三国志に学ぶ「好機」の掴み方

三国志作家の玄子(げんし)です。

好きなこと、やりたいことを口先だけで終わらせていませんか?

目次

本当にやりたいなら、本気でやる!

本当にやりたいのなら、時間や環境は関係ありません。

時間がない、環境に恵まれない、、、のは時間と環境を言い訳にしているだけ。

例えば、独学で日本語を勉強している外国人と、日本で働いている外国人だったら、時間的にも環境的にも日本にいる人の方が圧倒的に有利な気がします。

が!実際に私の友達は独学で半年だけ日本語を学んだ人の方が、日本で働いている知人よりも日本語が上手なのです!

何が違うのかといえば、本気度!!!

独学で日本語を勉強している友達に「どれくらい日本語を勉強しているの?」と聞いたら「本気で学べたのは半年だけ」
本気で学ぶ。ここ、サラッと重要です。

孔明先生の文霊〜行動に移す条件より〜

環境もタイミングも十分に整っていても

行動を起こす「人」に意欲がなかったり、

その人の心に沿ったものでなければ何も始まらない。

これを「人」に逆らうという

どんなに環境が準備されていても、タイミング的にバッチリでも、その人自身が自発的にやろうとしない限り何もできず、何も変わりません。

最高の環境、絶好のタイミングが揃った時にすぐ、行動できるよう日頃から自分自身の気持ちや、やりたいことと、しっかりと向き合ってくださいね!

三国志英雄が掴んだ「時」という好機

三国志の英雄たちは、スタートから環境、境遇、経済的に恵まれていた人はあまりいません。

叩き上げ系の人たちが歴史を動かしています。

三国志の幕開けとも言える黄巾の乱を転機として天下に第一歩を踏み出した玄徳殿もその一人。
幼少期から「天子様が乗っている馬車に乗るんだ〜」と帝になります宣言をしておじさんを驚かせた玄徳殿。

このおじさんの驚きは、「なんて恐ろしいことをいうんだ!」っていう建前もありながら、本心は「自分の子供よりも見込みがある!!」という驚きの喜び。

成長してからも玄徳殿のその気風は止まる事なく、おじさんは留学費用を工面してあげたのです!
こんなおじさん、欲しい〜〜〜〜〜〜!!

この留学期間に玄徳殿は音楽やファッション、狩などに目覚めます。


肝心の勉強はそれほどでもありませんでしたが、後々、孔明先生に出会えることを思えば特に必要のない分野です( ̄▽ ̄)

学問の大変さ、難しさを知っているからこそ、20歳年下とはいえ孔明先生の叡智に邪念なく敬意を抱けたのも事実。
古琴を始めとする音楽にも造詣の深い孔明先生と意気投合したのも、この一見チャラい気がする留学生活の賜物!
何よりもこの時に人を惹きつけて離さない人間磁石能力を開花させ始めます。


人生、塞翁が馬です。勉強ができないからといって卑下する必要はありません!と自分に言い聞かせてみる(笑)

そんな玄徳殿が「時」を掴んだのは黄巾の乱を討伐する義勇軍募集のあの立て札を見た時!

この時に

「自分はまだまだ」とか「実戦経験がないから今はいいや」とか「自信がない」とか「お金も兵力もないから無理だわ〜」とか「占いで今年は良くないって出ていたから今回は見送ろう」って考えていたら、どうなっていたでしょうか!?

玄徳殿の人生を知っているからこそ、ありえね〜って笑えるけど、実際にそんな状況だと、怖気付いちゃいませんか?

だって、、、人間だもの( ̄▽ ̄)だからこそ、同じ一人の人間として三国志の英雄たちに謙虚に学ぶと、どれだけ凄い人たちなのか魂を射抜かれてしまうのです!

天下に第一歩を踏み出した行動力の内訳

玄徳殿が義勇軍として立ち上がった時、経験も実績も官位も資金も兵馬もない状態でした。

が!天に愛されている人は違うね!!!って展開が繰り広げられ、官位と実績以外は解決しちゃうのです!
そればかりか、関羽、張飛という天下の豪傑をこの時から従えているんだから、やっぱ違うよね!って思わせる玄徳殿。

何が違うって人徳がもう半端ない!!!
きっと、母上が帝になっても恥ずかしくない人間になるよう育てたのでしょうね。

ですが!!!一番はやはり、本人の行動力。

どんなに人徳があっても、張世平さんが応援してくれても、関羽、張飛の二人がいても、玄徳殿本人が本気でなければ何も起こらず、変わらなかったのも事実。
命を賭けての行動なので、ちょっとやそっとの気持ちでは無理です!

では、その本気の行動力を支え続けたものは何なのかといえば、、、

に他なりません。情熱の炎に包まれた志。

その志が口先だけではなく、本気の本気、天に「この命、使ってください!」と言わんばかりの覚悟に満ちた志だったからこそ!

だからこそ、中国の歴史は動き、三国志は始まったのです!!!

この玄徳殿の本気と勇気に何を感じるか?
感じたことを自分自身の生活にどう活かすか?

それが三国志・私淑(ししゅく)生活です♪

環境もタイミングもバッチリ!準備OK!!って時にチャンスが来たら動けるよう、玄徳殿の強さに習って、本気の情熱を日頃から大事にして生きたいですね!