人生を変えた電光石火の一目惚れ!
三国志に学んだ人間力の高め方を伝えている玄子(げんし)です。
好きなことを知る簡単な方法ってご存じですか?
それは、お金と時間を懸けているもの。
自分自身の意志で「気付けば」時間とお金を懸けているもの。
他の人がなんと言おうが、それこそが自分にとって人生と情熱を懸けるに値する好きなこと。
私にとっての三国志もまさにそれ。
お小遣いをもらっては、横山三国志全60巻を揃えるのに全額投球し
三国志関連の雑誌を買っては、史跡の写真を切り抜いて、その場にいる自分を想像していました。
そんな風に三国志の英雄たちへの思いを募らせていると、何が何でもやりたいことが出てきました。
目次
三国志の国へ行きたい!!!
三国志への思いが深まれば深まる分だけ、彼らの国へ実際に行ってみたい!と本気で思い始めました。
でも、その前にやるべき事がありました。
それは、高校受験。
中学時代は山形市→米沢市と転校していましたが、高校になると転校は難しいので、生まれ故郷である秋田を受験することになりました。
偏差値とか、学校の状況とか、噂とか、制服とか知ることが出来るのは当然、米沢市内の学校のみ!
教師たちも忙しいので県外受験をする私のことは、放置していました。
・・・ということは!!!!!
私の成績を判断材料にして、教師に進路を命令されて決められることはない!!
成績問題さえクリア出来れば、私が行きたいところを勝手に受験すれば良い!!!
ある意味、自己責任で自由です!
そんな時、秋田の高校の情報で唯一私の耳に入ってきたのは
修学旅行先が中国の学校がある!!!
まるで私のために存在しているような学校の情報でした。(十数年前に無くなっちゃいましたが(゚´Д`゚)
そんな都合の良い予感を胸に受験し、無事に合格したことで
「修学旅行で三国志の国、中国に行く!!」という、夢の実現を確信しました。
でも、親や親戚は兄と同じレベルを目指せ!妹なんだから!!と世間体を考慮して無茶なことを言ってきました。
そこで私は、親戚一同を納得させるべく、敢えて兄と同じ学校を受験。
いわゆる「記念受験」ってやつです。
「記念受験」を以て本命を制する♪
結果、記念受験は予定通り記念として終わったので、私は、私を中国に連れて行ってくれる学校へ無事に入学!
我がこと、なれり!!!( ̄ー☆成績優秀じゃなくて良かった♪
幸い県外受験だったこともあり、教師たちは私が記念受験したことに、卒業式当日に気付き、驚いていました。
「その成績だったら、普通受験しないでしょ?」と。
うん。だから記念受験なのです♪
仮にこれが、県内受験だったら絶対に、確実に入れそうな公立を勧められて、修学旅行目当ての志望動機なんて馬鹿にされて終わっていたはず。
人生、何が本人にとって本当に望むことなのか?
何が本人にとっての幸せなのか?
そもそも、生きるとは何だろう?
高校に入ると、そういうのを考え始めるお年頃になり、平凡な暮らしに慣れると、私の三国志熱も落ち着き始めていました。
が!!!
今思えばこの時が、人生で一番、三国志熱が沈静化していた嵐の前の静けさ期だったのです。
電光石火の一目惚れ!
修学旅行が中国!という理由だけで受験、入学した高校生活。
人生で一番、のほほんと、まったりした時間を過ごせました。
あの10日間を除いては!
春休みが終わり、高校2年になる直前の4月。
唯一の志望動機である修学旅行がやってきました!
しかぁし!
1年経つと10代でも老ける?(´・ω・`)
三国志熱も落ち着き始めていた私にとって、修学旅行への期待感は、それほどでもなくなっていました。
それどころか、
「憧れの国へ行って、憧れが砕かれたらどうしよう〜」
なんて杞憂までする始末!
入学したことで既に、夢を実現したと思い込んでしまったのかも。
心の老化がかなり進んでいたことは否めません!
そんな、老化した心の状態で船に揺られて2泊3日。
知る人しか知らない秋田の土崎港から、中国で知らない人はいない(であろう)世界の天津港へ!!!
飛行機がある時代に何で態々、船なのかといえば、遣隋使や遣唐使は船で中国へ行ったから!!
先人の苦労を味わいながら、感謝を忘れないためにも船で行くことになっていました。
※余談ですが、この素晴らしい想念は数年後、「船の時代はオワタ!時間の無駄!時代を考えようよ!」って理由で飛行機に変更されましたが、その後間もなく高校そのものがオワタ!のです。
そしてついに、念願(だったはず)の中国大陸へ上陸!
地元の小学生に熱烈歓迎されて、バスに乗り込むと、そこにはー
イケメンのバスガイドさんが!!!
女子クラスだったので、クラスメートも、先生も大いに喜ぶ!
そして私は中国大陸へ着いて30分後に、人生、唯一にして最大の一目惚れをします!
その相手はー
でした!!!
バスガイドさん?ではなく彼です、彼↑
中国大陸の地平線に一目惚れ!
地平線に一目惚れ!って冷静に考えなくても、奇怪ですね!
変態レベルかもしれません。
でも、地平線を見た瞬間、
「私はこの国で生活する!!」
って決めました。
喩えるなら、出会った瞬間に
「私、この人と結婚する!!」
みたいな直感です。
もし「運命の出会いを見抜く力」が一人につき一回ずつ与えられているとするなら、私はこの時、全力で使い果たしました
三国志の英雄たちが所狭しと駆け巡った大地が、こんなにも雄大ってことは、三国志英雄、どんだけ凄いのよ!
偉大すぎ!!!!
この天地を相手に、あんな策略やこんな策略、天下三分の計を実現した孔明先生ー死ぬまでついて行きます!
地平線越しに、そんな想いに辿り着いた瞬間、私の砂粒ほどの人生観は雷に打たれて真っ二つに割れ
人生が変わりました。
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!ミタ━━━(゚∀゚)━━!!!決めた━━━(゚∀゚)━!!!
そしてそれは老化し始めていた私の心が、二度と沈静化することのない、不老不死の情熱を手に入れた瞬間でもありました♪
こうして最高の修学旅行を満喫して、運命の未来とも出会えた私は、手始めに中国語を学ぶことにしました。
しかぁし!愛に障害はつきもの、と古来より申します、、、。
何をやっても中途半端!の代名詞
「何をやっても中途半端だからダメ!お金の無駄遣い!家にそんな余裕はありません!!!」
初めて自分からやりたい!と思えた夢は、僅か数秒で玉砕!
今までは、兄のついでの習い事ってだけで、私はやりたくなかっただけ!
本当にやりたいことがなかっただけ!!!
ですが、それまでの前科が私の未来に暗雲を漂わせました。
神頼みっぽく「親が応援してくれる」っていうおまじないまでやってみたけど、我が親には効きませんでした。
中学時代から感じていたけど再確認!!!
神様は、、、頼りにならない!!!
だったら、、、
こんな時、三国志の英雄だったらどうする?
草鞋を売って生計を立てていた玄德殿は
「俺、皇帝になる!!!」と言って
「滅多なことを言うもんじゃない!」
と叔父さんにたしなめられましたが、
「皇帝になる宣言をするなんて。こいつは、、、大物になるかも!」
と密かに喜んだ叔父さんは、自分の子供ではなく、甥の玄德殿に希望を見出して留学させました。
・・・( ̄_ ̄ i)ダメだ!
私の周りには、こんな物わかりの良い親戚はいない!!!
玄德殿のライバル・魏の曹操殿はどうでしょう?
「協力してくれないなら・・・斬るまでだ( ̄ー☆」
∑ヾ( ̄0 ̄;ノそ、それは流石に、、、
私には曹操閣下(←閣下って感じの方なので(^_^;)のように、大人を威圧する強さはありません!
もっと深読みしてみよう!
それでもヒントをくれたのはやっぱり、三国志の英雄たちだったのです。
表面上の言葉だけ追っていては、時代も違うし、家庭環境も違うから、絶対に無理なことが多いです。
が!!!ポイントは、言動の本質。
玄德殿は皇帝になる!と言って何をしたか?
曹操閣下は協力を得て何をしたか?
二人とも、生涯のライバルなのですが、本質は同じ。
彼ら二人だけじゃなく、三国志の英雄は、みんな同じかも。
それはー
今出来ることを口先だけで終わらせずに行動で示す!!!
これ。現代の生活でも重要ですよね。
行動しましょう、って昔から色んな人が言っているのに現代でも、行動が大事!って言われるのは
行動するのって時代に関係なく、難しいこと。
だからこそ
行動してこそ意味がある!ってことですよね。
行動力は、あくまでも個人の力
行動力。こればっかりは、本人次第。
そんな大前提に気付いた時、私はあっさりと中国語を学んでいました。
保護者の許可がなくても学ぶことの出来るラジオ講座で!!!
テキスト代は1ヶ月500円以内だし、ラジオ講座なので親もさすがに介入してきませんでした。
実際にラジオ講座を受けると
「中国語、楽しすぎ〜〜〜〜」
英語とはまるで正反対!!!
ワクワクが止まらない!!!
毎日、新しい発音や単語に触れるのが楽しくて、留学している気分になれました♪
でも、この時はまだ留学は考えていませんでした。
「いつか中国行きたいな〜」程度です。
そんな淡い思いを募らせているうちに、高校3年生。
またまた受験シーズンになりました。
誰のための人生?
「あの世で三国志の英雄たちに会えるよう、中国語と中国文化をどっぷり学びたい」
これが私の唯一の希望でしたが、志望大学の説明会に参加して愕然としました。
就職のために学ぶ中国語ってなんなの!?
就職だけが人生なの?
それって誰の人生なの?
そんなの、、、おかしい!!!
人生幾何ぞ!!!って曹操閣下も言ってるし!
私は、私の人生のために、生きる!!!
日本では学びたいことが学べない、という現実を前に私が出した答えは
「日本の大学だけが大学じゃない!
中国語を学べるのは日本だけじゃない!
・・・だから・・・留学します!!!」
ということで!
今日の三国志に学ぶ教訓
今出来ることを口先だけで終わらせずに行動で示せ!
今日も最後までご覧頂き、ありがとうございました!!!