話が伝わらない、噛み合わない!これって誰の責任?

玄子(げんし)です。

自分では「普通に」伝えたつもりが、全然伝わっていないこと、ありませんか?

それまで10人中、9人までには「普通に」スムーズに伝わっていたのに、一人だけなんか伝わっていない!?って反応があったらどうしますか?

伝わらない、噛み合わない!この責任は誰!?

「本質を捉えましょう」って言われると、本質を捉えられない人に責任があるように思われれるし、

「相手の頭の中を想像して伝えましょう」って言われると、伝え方に問題があるように思われます。

この点に関して、孔明先生はどう考えているのかといえば、、、

孔明先生の文霊(あやだま)

伝える時は、自分がどう伝えたか、ではなく

相手にどう伝わったかを大事にしよう

相手の話を聞く時は

相手が何を言わんとしているのか、

自分の偏見や思い込みを外して

先ずは相手の言い分をしっかり聴き、

分からなければ勝手な解釈をせずに相手に確かめよう

原典*孔明先生著「心書」
心譯*玄子(げんし)

どちらか片方に責任があるのではなく、伝える側、受け取る側それぞれが相手にどう伝わったか?何を伝えたかったのか?考えながら伝える、受け取ることが大事。

だから、「言い方が悪い」「読解力がない」って相手を責める前に、自分が言ったことが思うように相手に伝わらなかった時は、相手に伝えたいことを伝えるにはどこまで噛み砕いて話せば良いか?

相手の言っていることがよく分からなければ、曖昧にして後々トラブルが起きないよう、自分なりの解釈や疑問点を確認するようにするのが理想です。

けど!意外と難しいですよね。

逆ギレされたら面倒だから、空気を読むのが、察知するのが出来る人間って思われるから、相手が目上の人だったら余計に、、、。

孔明先生のような上司ならいいけど、董卓だったら命が危ぶまれる危険性も!!!言い方によっては、曹操閣下も怖いかも。

じゃあ、そんな時はどうするのか?っていうと、、、

相手に合わせた言葉を選ぶ!ことを孔明先生はオススメしています。

感情を剥き出した言葉よりも

伝わらなかったり、言っていることの本質が分からなかったりすると、つい、イラっとしてしまい声を荒げたり、感情的な言葉を選んでしまうことも、、、。

そうならないためにも!!!

伝わらない、分からないって怒りの感情をぶつけるのではなく、相手にあった言い方、言葉を選ぶ。

孔明先生の実兄、諸葛瑾兄さんは孫権さんの気分や状況を察した上で、ソフトな物言いをしていたと言われます。

しかも一度言ってもダメなら、「ダメだわ、言うだけで無駄」とは思わずに、切り口を変えて伝わるまで何度も諦めなかったようです。だからこそ、兄弟で仕える主君は違っても、裏切りを疑われることなく、篤い信頼を得ていたのです。

しかぁし!私はまだまだ未熟なので、「え〜〜〜〜〜〜〜〜」っていちいち気疲れすることも(^◇^;)

なのでそんな時は、上手く伝えられなかったことに腹をたてる前に、「こう来たか!」って相手の想定外の反応を「面白さ」として受け入れた上で、じゃあ、どうすれば伝わる?って考えるようにしています。

怒りモードで受け止めてしまうと、相手に悪気がないのにトラブルの元になってしまうので、「こう来たか!」「そう来たか!」って冷静に受け止める余裕を持って、対応してみるのもまた一興です。

思い通りに伝わらず、言っていることの要領を得ずイラっと来てもそこでは言葉に変換せず、ググッとこらえて器を広げ、孔明先生や郭嘉殿、元直殿と言った大好きな軍師になったつもりで、或いは心の中で彼らと相談して、次の策を考えてみてはいかがでしょうか?