人格形成の要となる「本」とは?
諸葛流文霊想作家の玄子(げんし)です。
*文霊(あやだま)とは?
時代、時空、国境を越えて読む人の心を動かす力を持っている文字には霊(魂、精神)が宿っているという概念から生まれた玄子の造語です。
孔明先生の文霊はとても奥深く、普通に兵法書として読み流すにはあまりにも、もったいない!
ので!!「現代生活で活用するには?」という私独自の視点と、孔明先生の人柄や魅力を取り入れながらから文霊を想作しています。
今は、便宜十六策に学んでいます。
全文ではなく、一部抜粋しながらお伝えしていきます。
あくまでも現代生活で活用するには?という視点で、尚且つ私だったらこんな感じに想作するよって心譯をお届けします。
前回の文霊 夫本者倡始也 末者應和也 の続きからです。
治國 第一*その5
倡始者天地也 應和者萬物也
今日の心譯
天地があってこそ、万物が存在する
「本」と「末」は、天地と万物の関係にも言えること。
世の中におけるあらゆる物事は、天地が産み育て、人がそれを形にしています。
だからこそ、主君となる人は天道に則った行政をするのだ、と孔明先生が述べています。
で!す!が!
主君は〜ってだけで「私には関係ないあるね」「行政とは無縁でござるよ」って思っちゃうので
ここで日常生活に結びつけるのが心譯です。
主君はそのまま、自分に置き換えます。
一国を治める主君を、現代では一人の人間を一生かかって治める「自分自身」にすることで孔明先生の文霊はかなり身近なものとなります。
ということで今日の心譯はこれ!
道理に則った行いを人格形成の要(かなめ)の「本」にしよう!
人が人としての最低限の規律や道徳から外れてしまえば、どうなるのかは言わずもがな。
難しく考えず、悪いと思ったら小さな悪事でもやらない、やったほうがいいと思ったことは小さなことでもやる!
玄徳殿の文霊(あやだま)とセットで実践してみてくださいね!
玄子(げんし)