孔明先生の高尚さを語る生き証人とは?

孔明先生に命と人生を救われた三国志作家の玄子(げんし)です。

昨日は旧暦8月28日。孔明先生の命日でした。

これまで日本でも定番だった羅貫中の8月23日説より5日遅れの28日を主張している諸葛村では、諸葛家の方々が大々的に祭祀を執り行ったようです。

そして何よりも、どこよりも気になるのが、孔明先生最大の、唯一無二の聖地・武侯墓。

武侯祠は成都を始め各地にありますが、武侯墓は一つだけ。

その武侯墓に1700年以上もの間、孔明先生の高尚な人柄と偉大さを伝えている生き証人がいることをご存知ですか?

武侯墓の生き証人とは?

生き証人ってことは、1700年以上も生き続けているってこと!?

仙人でも無理っぽい感じですが、武侯墓の生き証人とは誰なのでしょうか?

彼らが初めて武侯墓に来たのは、孔明先生が亡くなり武侯墓が建てられた時でした。

武侯墓に寄り添うように植えられたのは「高尚」を花言葉にもつキンモクセイだったのです。

漢の時代に植えられたそのキンモクセイは、の時代の花(キンモクセイ)ということで漢桂と呼ばれるようになりました。

漢桂(花)は今、、、

漢桂はその後、雨にも風にも、時代の荒波にも耐え続けながら毎年、孔明先生が天に還った時期になると花を咲かせていました。

そして今はどうなったのか?といえば、、、

これが今年の漢桂。
※友達に送ってもらいました!謝謝!!

そう!今だに現役!ご健在なのです!!!

漢桂の存在を知ってから何度か武侯墓へ参拝しましたが、武侯墓だけではなく町中がキンモクセイ一色!
キンモクセイの香りに包まれながら孔明先生の存在と偉大さを感じました。

専門家が調べた結果、樹齢1700年以上であることが証明されたのです。

漢桂の存在は三国志にも三国演義にも記載されていないので、現地に行って初めて知りました。

今の時代は国内のみならず、国外の物さえお取り寄せできるし、情報も簡単に入手できます。

が!やっぱり実際に行かなければ分からないことってあるのです。

現地の人の想いとか、漢桂花の香しさとか。

出来事は捉え方次第で人生が変わると言われますが、得た情報をどうするのか?でそこから先の可能性も変わっていきます。

孔明先生の生き方、人生に何を思い、何を学び、自分自身にどう活かすのか?

孔明先生を人生の師に迎え入れたい方は、そんな私淑生活を始めてみるのもまた一興!

三国志を読んで終わり、から読んでからが始まりにしてみませんか?

今日も三国志なご縁をありがとうございます!