ハチミツを最期に求める皇帝マインドとは?
玄子(げんし)です。
目次
今日は8月3日*ハチミツの日。
三国志でハチミツと言えば、袁術氏。
玉璽があるってだけで皇帝になっちゃった人です。
後漢末期のゴタゴタを生きた袁術坊ちゃんは、
もともと、名門の坊ちゃんだったので
民衆を幸せにしたい!とか
国をよくしたい!って思いよりも
好き放題しちゃいたい欲が旺盛でした。
民衆は好き放題に付き合わされて苦しむ一方、、、。
かつて、虎牢関の戦いで、反董卓軍として参加したのはどこの誰だったのか?
いうまでもなく、領民や諸将に見放され最期は
袁術「ハチミツの入った水がのみたい」とお願いしている立場なのに
上から目線で、ワガママをぶっこきますが
領民に「お前に飲ませる水はね〜だ!」と拒否られ、
「わしゃぁ、国民一人も持たぬ皇帝だったのか」と
臨終前に現実を知り、ショックを受けながら息絶えました。
最後の最期まで、自分のことしか考えていなかった皇帝風袁術。
この時に、袁術を討伐したのが玄德軍だったのですが
のちに玄德殿も皇帝になります。
皇帝マインドの違い
玄德殿は自ら進んで、ではなく周りに押されて帝位に就きました。
そして最期の言葉は「皆、自愛せよ」労りの言葉、、、。
周りには玄德殿を慕う子龍殿や孔明先生を始めとする忠臣たちが。
この差はなんでしょう?っていえば
ずばり人徳!!!!!
玄德殿は幼少期に「皇帝になる!」と断言して
オジサンに注意された実績を持っています。
※でも、このオジサンが留学費用を捻出してくれたのです。
いいなぁ、そういう親戚がいて(^_^)
注意はされて言葉にこそしなくなりましたが
玄德殿の胸中には「皇帝マインド」が志と同居していたのです。
今でも、理想の自分マインドを持ちましょうっていうあれです、きっと。
袁術にとっての皇帝は、好きなことをしてもいい人
贅沢三昧、皆言いなり、良い気分♪ってイメージで
あの乱世で生きていたら、自然とそれまでの権力者を真似てしまうかも。
一方、玄德殿にとっての皇帝とは、
苦しんでいる民百姓に生きる希望を与えられる
仁政をしいて国を治める人ってイメージだったと思います。
これは、蓆を売りながら生計を立てていた
苦労を知っているからこそ。
もちろん、実際に玄德殿に聞いたわけじゃないけど
実際に弱い立場である民衆を大事にして、信義を貫いた人だから。
だから、、、1800年経った後世の人間である私にさえ
心と命を大事にすることを教えてくれました。
これが私淑(ししゅく)
史実ではどうだ、とか実際はこうだとか実証検分するのではなく
自分自身が学び得たことを、活かすのが目的。
三国志の知識や情報は、それを専門としている人にお任せし
私は、私自身が学んだことや気付きを伝えることで
私淑精神と三国志英雄の魅力、人間力を伝えています。
現代の私たちの、普段の生活でさえ、
立場が違えばものの見え方、捉え方が違うのだから
況してや1800年以上前に、自らの生き方に信念をもって生きた
英雄たちの一挙一動に「正しさ」を求めてジャッジするのは、う〜む、私は無理!
こんな感じで、私は三国志の英雄や大好きな歴史上の人物に
私淑することで自分自身を高める生き方をオススメしています。
当然、私淑する師匠は、一人だけなんてケチなことは言いません!
孔明先生も「慕先賢」と言われているように、
「!!!」って心の琴線に触れる生き方をしている人に出会ったら
時空を越えて慕い、学んで自分の生き方に取り入れていけたら最高ですよね!
私淑をすることで、上から目線の史実云々論や
価値観押しつけ隊に煩わされずに
自由に心置きなく、時空を越えて
大好きな師匠に学べるようになります。
そして、学んだことを
何が遭ってもブレることなく
自分を支えてくれる人生の幹、人生幹にする。
そんな生き方もまた、一興にございまする!
今日もお付き合いいただきありがとうございました〜!