管仲が孔明先生に与えた影響

諸葛流文霊想作家の玄子(げんし)です。

*文霊(あやだま)とは?
時代、時空、国境を越えて読む人の心を動かす力を持っている文字には霊(魂、精神)が宿っているという概念から生まれた玄子の造語です。

終活がとりあえず1週間続いているわけ

あの世で孔明先生に会うために生きていると言っても過言ではない私。
故に、そろそろ終活を始めました。
手始めに「孔明先生を始めとする三国志の英雄たちが常識レベルで知っていた春秋戦国時代を流れだけでも知る」こと。

そこで中国のドラマ东周列国をyoutubeで見ているのですが
五話まで見た感想は・・・無理かもしれませぬ。でした。

特に四話と五話が私が苦手とする分野だったので^^;

そんな三日坊主で終活が終わりかけた第六話!

管仲と鮑叔牙がやってきた!

 

孔明先生の影響でその名だけは知っている管仲殿 \( ˆoˆ )/

鮑叔牙が桓公に命を狙った仇でもある管仲を重用するよう推挙した時
「斉だけを治めたいのなら私だけでも十分ですが、
天下を治めたいのなら是非とも管仲を!」と進言するのです。

この一言で桓公も覚悟が決まったようでした。

で!ここからが私の勝手な想いです。

孔明先生が玄徳公に惹かれたわけ

管仲と同等宣言をした孔明先生は「変なやつ、関わるな」と周りにドン引きされますが
かつての鮑叔牙のように元直殿も
「現状維持、あるいは荊州を治めたい程度なら俺だけでも十分ですが
漢王室を復興させたいのであれば賢者の礼を尽くし、
殿自ら孔明を訪ねて迎え入れてください」
って気持ちで孔明先生を玄徳公に推挙したことから歴史は動きました。

三度目の訪問でやっと対面が叶った玄徳公に孔明先生は志を改めて尋ねますが

玄徳公は「漢王朝を復興させるにはどうしたらいいですか!?」
単刀直入に本心を曝け出します。

多分、この一言で孔明先生の心も覚悟を決めたのではないでしょうか?

もし、どうやれば曹操軍に対抗できるか?とか
荊州を守れるか?とか
このままずっと客将でいるのもカッコ悪いんで、どうしたらいいでしょう?
ってなことを聞いていたら、
天下三分の計は永遠に歴史上に出てくることはなかったでしょう。

現状が客将であろうとも、兵力が少なかろうとも、挙兵した時から変わらない
天下万民を思い、漢王朝の復興を願う熱い志。

その志が口先だけではない、本物だと感じたからこそ孔明先生は
「この人だ」と決めたのです。←断言しちゃいました( ̄∀ ̄)

管仲が桓公を春秋時代最初の覇者にのしあげたように
一国の客将である玄徳殿が荊州ではなく、天下に目を向けていることが
孔明先生としても惹かれポイントの一つだったのではないかと思われます。

本当に実現できると信じているからこそ、三顧の礼を尽くした玄徳公。

そして孔明先生は、そういう天下の器をもった明君でなければ仕えたくなかったのです。

「鳳凰は桐の樹にしか止まらないように
私は明君でなけえば仕えようとは思わない」

管仲にとっての桓公が孔明先生にとっての玄徳公。

天子を擁し実権を握る曹操でも、実兄のいる呉の孫権でもなく
一国の客将にすぎないけど、天下を視野に入れている←ここがかなりのポイントなのでは?
熱い志と人徳を武器に生きている玄徳公を選んで出廬したのは
管仲の影響がとても大きかったように思います。

基盤も権力もないけど熱い志だけは誰にも負けない未知数の玄徳公こそ
臥龍が翔けるべき天だったのです!

管仲、鮑叔牙、桓公を見ていたらつい
孔明先生、元直殿、玄徳公を重ねてしまいました。

その結果、ますます孔明先生への尊敬愛も深まりました〜!

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