私淑派!三国演義第3回【議溫明董卓叱丁原 饋金珠李肅說呂布】

三国志作家の玄子(げんし)です。

「とりあえず、三国演義のタイトルだけ原文で書いてみる!」

略して、とりあえず、三国演義!諸事情により孔明先生が五丈原から天に還るまでなので全105回!

前回は、何進、宦官どもを誅殺するってよ〜でしたが、結果、逆に謀反人として誅殺されました。

それが、三国志の世界に行ったきり!になる原因の一つ。

「何でそうなった!?」ってタイトルだけでも思いますよね。

一言でいうと!色々あって、そうなりました!

色々が気になったら三国志の世界へどうぞ!

横山三国志が羅貫中の三国演義に沿っていて見易いかも。

そんな朝廷内のゴタゴタに紛れて、董卓(とうたく)が都入り!

 

ついでに、何進が逆殺されてゴタゴタしていたにも関わらず、曹操閣下は何進の娘を引き取ります。

多分、か〜なり綺麗な方だったのではないかと思われます。

そしてまた、この何進の孫が、三国志随一のナルシストで〜って話が面白い方向に逸れそうなので、本題!

 

では行きます!第3話

議溫明董卓叱丁原

三国志が好きな人は、知っている名前が出てきたので推測できると思います。

董卓、丁原、李粛そして呂布。

これだけでも何となくもう、「ああ、あの場面か!」って思う、そう、あの場面です。

その前にある「議溫明」って何?人の名前?何なの?ですが場所の名前です。

普段、タイトルなんて読まないから私は今知りました!
この企画、勉強になるね!と自画自賛しつつ、、、

溫明で何を議論するのかといえば、帝!
次の帝は誰がふさわしいか?を議論するというのです。
普通は朝廷内で決めることですが、見苦しい戦いが朝廷内で繰り広げられ、幼い二人の皇子が権力争いに巻き込まれちゃっている現状。

 

そんなドサクサに便乗して、幼い帝を擁し権力を手中にしようと目論む董卓。
他の人は董卓が怖いので「そりゃね〜べ!あんた、帝を守る〜とか言って権力を手にしたいだけってのはお見通しだ!」
って心の中では思っても、黙っていました。

意気地なし?そんなの言われなくても知っています。
でも、、、だって、怖いもん!だって!!人間だもの。ってことらしいです。

そんな流れを当たり前のように演出し「異論はないな!」と董卓がニヤッとしちゃった時でした!

「ありえね〜〜〜!何様のつもりだよ、あんた!最終的に帝位を簒奪する計画だろ」

ある人物に将来の野望まで見抜かれちゃったのです。

「俺様に逆らう命知らずは誰だ!」と脅しても
丁原(ていげん)じゃあ!」逃げも隠れもしない丁原さん。

 

怒った董卓は丁原を斬ろうとしますが、参謀の李儒(りじゅ)に止められます。

その理由は、たった一つ!

丁原の背後に身長2メートルを超える大男、三国志最強の武将と言われる呂布(りょふ)がいたから!

エア太刀でも行けるタイプです♪俺様、最強なんで!

叱ったのは誰?

ところでこの前半のタイトル、

議溫明董卓叱丁原

董卓が丁原を叱ったの?

丁原が董卓を叱ったんじゃないの?

とツッコミを入れたくなったので原文を読むと

丁原は「大声で反対意見を表明した」だけなのに対して董卓は「怒って怒鳴りつけた」とあります。

そう!逆ぎれってやつです。

自分の思い通りにならなかったから!

今で言ったらこんな感じ?のもっと非道い版。

そんな凶暴な董卓に向かって意見を述べられる丁原さん、カッコいいですね!
もっとも、背後に立っていた養子の呂布の存在があればこそ、なのですが。

ということで、前半の部分は董卓、温明で丁原を怒鳴るってよりも

董卓、温明で丁原に逆ぎれ!!!

の方が自然なので、そういうことにしときましょう。

続いて後半部分です。

 

饋金珠李肅說呂布

丁原と揉めた翌日、丁原は董卓と一戦交えます。

そして案の定、呂布にぼろ負けした董卓軍。

董卓は「おいら、呂布を配下に加えて〜だ!呂布さえいたら天下に怖いもの無し!」

という恐ろしい事実に気付いてしまうのです。

とはいえ呂布は丁原の養子。

丁原を「父上」と呼んでいます。そんな呂布が簡単に寝返るはずがー

あったのです!!!(΄◉◞౪◟◉`)

何とこの呂布!最強だけど、人間誰でも弱点はあるもの。

「呂布は利を見て義を忘れる男として故郷でも評判です」

同郷の知人で、董卓に仕えていた李粛(りしゅく)が呂布の弱点を暴露!

そこで董卓は早速、呂布を寝返らせる準備をしました。

それが後半部分のこれ

饋金珠李肅說呂布

饋は贈るという意味。

何を贈ったのか?といえば

金珠。金や真珠、金銀財宝プレゼント♪

ですが!金銀財宝だけではちょっと足りない、と俯(うつむ)く李粛。

確かに。丁原の養子だから金銀財宝だけではさすがの呂布も考えるかもしれません。

それでも董卓は呂布を手中にしたも同然!とばかりにルンルン気分で言います。

「呂布が手に入るなら、何でもいいぞ〜。遠慮するな!愛馬・赤兎馬以外なら何でもいいぞ〜」

 

そう!まさにそれ!李粛は顔を上げると

「赤兎馬を呂布にお与えください!」

え〜〜〜〜〜〜!!!!!!

ショックを受ける董卓。

赤兎馬とは、名馬中の名馬!

三国志で最も有名で、尚且つ、歴史さえ変える超絶レジェンド名馬!

流れる汗が血のように赤いことから、汗血馬と呼ばれる種類の名馬で1日に千里も走ると言われ、スピードも距離も他の馬の比ではなかったのです!

 

赤兎馬はかなりの重要な存在なので、三国志初めまして!の方もこのカッコいい名馬、赤兎馬の存在を何となくでいいので覚えておいてくださいね。

後々、ぶびゃ〜〜〜〜〜〜って展開になりますので。←( ̄◇ ̄;)??どんな?

けど今は董卓がぶひゃ〜〜って思っていました。

董卓ほどの巨漢を、やな顔一つせず軽々と爽やかにカッコよく走ってくれる赤兎馬を手放すのか!?

赤兎馬だけは無名の頃から変わらず、牧草だけでいつも満足してくれた、、、

ってな感じで董卓の中で、赤兎馬との思い出が次々と浮かんできましたが

「名馬一匹を惜しんで天下を諦めますか?」

ここぞって時にボソッと呟く参謀の李儒(りじゅ:呂布がいるから丁原を斬るなと進言した人)が董卓の思いを吹っ切れさせました。

*画像は中国のドラマ「三国演義」よりお借りしています

李儒に説得された董卓は渋々了承し他ので、李粛は金銀財宝と赤兎馬を持って呂布の元へ。

これが後半部分

李粛、金銀財宝を贈って呂布を寝返らせる!

で。寝返ったのでしょうか?

三国志最凶コンビ、誕生!

そして、翌日ー

董卓が呂布に会うと

「父上と呼ばせてください!」

赤兎馬に跨った呂布の手には丁原の首級が!

こうして三国志最凶コンビが結成し、中国は乱世へ驀地(まっしぐら)!!!

まっしぐら、の漢字を知りたかったので大きくしました。タイトルとは無縁です。

反対していた丁原がいなくなった今、ついに思い通りに!!!!

董卓は諸侯を集めると再び、帝を変える!ワシが後見人になる!宣言をしました。

が!

「ちょっと待った〜〜〜〜!!!」

丁原さえ黙らせればもう、こっちのもんと思っていた矢先、再び董卓の野望は阻まれました。

 

次なる勇士は、次なる犠牲者になるのか?

さぁ、誰だ!?

気になる続きはまた次回!

 

とりあえず!三国演義。本日はここまで!

今日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

 

ということで第3話は

董卓、温明で丁原に逆ぎれ

李粛、金銀財宝を贈って呂布を寝返らせる!

でした!

今回の学びポイントは?

 

金で人を動かすとか、董卓卑怯なり!
呂布も呂布だよ!丁原への恩ってないのか!!

って話ですが、、、その通りですね(^◇^;)
ですが、そんな二人に無理やり現代でも使えそうな学びポイントを見出してみましょう!

人生は選択の連続と言いますが董卓であれば赤兎馬、呂布は丁原への想いを断ったように大きな決断を迫られることがあります。

そんな時は、自分にとってどちらが大切なのか?
自分自身で考え、決断しなければなりません。

李儒が言ったから〜って人のせいにするのではなく、李儒のアドバイスを受け入れた自分に責任を持つ。
恩義があっても、自分の生きたい道と違うなと感じたら、キッパリと決別するくらいの覚悟を持つ。

※あくまでも関係を断ち切るって意味の決別だということは常識的に理解できる方に向けて書いています。
呂布のように恩義ある人を傷つけるって解釈ではありませんので、次回以降も現代の日常生活次元の学びにお付き合いください。

こういう注意書きって要らないのが普通って方にお伝えしていきますので「そりゃそうです」って方は次回もまたお付き合いくださいませ!

今回も長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!

玄子(げんし)