孔明先生に学ぶ「食べ物の恨みは恐ろしい」事例

玄子(げんし)です。

孔明先生の文霊(あやだま)を通して春秋戦国時代の文化や故事なども勉強しています。

これが、「これくらい常識だから読め!」って感じで押し付けられると自分で調べようって気にならず、読み流して終わりになるのですが、孔明先生に少しでも近づきたいって想いがあればこそ、温故知新を楽しめます。

 

今回ご紹介するのも孔明先生の兵法書「便宜十六策」からお届けします。

名宰相・華元の失態

って言われても、どこの誰よ?ってレベルの私ですのでお付き合いください。
春秋時代、宋の政治家だそうです。
今回、孔明先生が賞罰を均等に!という例で出された華元氏。
何をしでかしたのか調べてみました。
鄭に攻められた宋。
華元さんがこれを迎え撃つべく、自軍に有利な陣を布いて決戦を待つのみ!
勝てそう感に満たされた兵士の士気をさらに高めようと思った華元さんは、みんなに羊の肉を振舞いました。
image
が!御者にだけ羊肉を与えませんでした。
忘れたのか、故意なのか分からないけど、御者は羊肉を食べられなかったのです。
華元さんの人柄をざっと見る限り、手違いか何かで御者の元まで羊肉が行き渡らなかったんだろうなとは思いますが、、、
御者は恨んだ!\\\٩(๑`^´๑)۶////くき〜〜
いつも戦場で車を良きに計らっているのに、羊肉が来ないとは何事だぁあ!と。
↑家に帰って暴れる御者。のイメージ

御者の復讐

翌日。決戦の日。
いざ!って時になったら御者はなんと!華元さんを乗せたまま、敵陣へ行くではありませんか!
「え?方向違うんだけど、、、敵陣に向かってない?」
焦る華元さんに御者は言いました。
「昨日、肉を振る舞う時は、あんたが主役だったけど、今は俺様が主役!俺の思う通りに車を運転させてもらいます」
と言うや否や、鄭の指揮官の元に運ばれ、そのまま捕まってしまいました。
敵の指揮官もきっと、ビックリですよね。
!?(ーー;)嘘のような本当の話、、、
今で言ったらスカッとジャパンみたいなもんでしょうか?
いやいや、命が掛かっているから、スカッとどころじゃない実話。
これを例に出して孔明先生は「平等に与えないとこんな目に遭う」と警告。
幸いなことに御者に嫌われても、主君には大事にされていた華元さんは、この後、なんとか脱出して生還。
帰国すると御者を許しましたが、さすがに居た堪れなくなったと言うか、まさか戻ってくるなんて思っていなかった御者は亡命。
と言うことは、御者は敵陣に華元さんを置いて「さよ〜なら〜」って自分だけ帰って行ったってことですよね。
、、、これが戦乱の恐ろしさくぁ:(;゙゚’ω゚’):
ちなみに、この華元さんを主人公にした小説は
新装版 華栄の丘 (文春文庫) 新装版 華栄の丘 (文春文庫)

756円
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宮城谷先生が書かれていました。面白そうなのであとで買って読んでみます!

さて。今回の華元さんの失敗で学べるのは、

食べ物の恨みは恐ろしい

行き着く先はそこだよね(^◇^;)
賞を与える立場じゃなくても、与える時は平等にってことです!
、、、じゃないと、こんな目に遭うかも!?
三人いるのに桃を二つ与えたのはワシじゃないって!!!誤解だ!!
こんな風に解釈することで、社会的地位や権力に関係なく、日常生活でも気軽に活用できるのが孔明先生の文霊。

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